
太宰府天満宮の梅
祭り
- 開催期間
- 2026年02月15日(日) - 2026年03月15日(日)
- 開催地
- 福岡県 太宰府市 / 太宰府天満宮
- 詳細
- 太宰府天満宮には、菅原道真公を慕って都から一夜で飛んできたと伝えられる由縁の梅をはじめ、197種、約6千本の梅が植えられています。白梅、紅梅、早咲き、遅咲き、一重、八重と様々な種類の梅が咲き競い、境内に彩りを添えます。御本殿の右手にある御神木「飛梅」は極早咲きの「色玉垣」という品種で、毎年境内の梅に先駆けて花を咲かせ、春の訪れを告げます。道真公は御生涯を通じて梅を愛され、五歳で詠まれた歌にも梅が登場します。道真公の御命日である2月25日には「梅花祭」が執り行われ、神職は冠に梅の花を挿し、巫女は「飛梅の舞」を奏上して御神霊をお慰めします。梅の花の形を模した「梅花紋」は、太鼓のばちと梅の花を組み合わせた全国の天満宮で使われる「梅鉢紋」とは異なり、太宰府天満宮だけの唯一無二のデザインです。春を迎えると飛梅を皮切りに、神苑の梅が順々に花を咲かせ、その花ぶりや色も様々です。これらの梅はすべてご奉納として植えられたもので、初老や還暦を迎える人々が厄除けに献梅する「梅上げ」という習わしがあります。初夏には境内の梅が一斉に実をつけ、「飛梅ちぎり」の神事が行われ、集められた梅は梅干しにして「天神さまの梅」として授与されます。太宰府名物である梅ヶ枝餅も、道真公を憐れんだ老婆が梅の先に餅をつけて差し入れたことに由来すると伝えられています。






