春日の婿押し(若水祭)
祭り
- 開催期間
- 2026年01月11日(日)
- 開催地
- 福岡県 春日市 / 春日神社
- 詳細
- 「春日の婿押し」は、「若水祭」とも呼ばれる冬の伝統行事で、前年に結婚した新郎新婦を祝福する行事です。成人の日の前日の夜に、45歳以下の氏子で組織された「三期組合」の人たちが中心となって行われます。起源は古く、地域に深く根付いた行事であり、県無形民族文化財、そして国指定の重要無形民俗文化財にも指定されています。祭りは午後7時15分の左義長(さぎちょう)への点火から始まり、子供たちによる樽せり(樽の奪い合い)、花婿の挨拶、花婿と花婿抱きの盃などの「宿の行事」が行われます。その後、氏子たちが裸になり、神宮の前で御祓いを受けた後、御池での樽せりに移行します。もみ合ううちに割られた樽の一片を手にした人は、これを神棚に供え、五穀豊穣と開運を祈願します。樽せりが終わると、春日川へお汐井取りに行き、その帰りに拝殿に駆け上がり参拝します。花婿を中心に祝唄を唱和しながら、拝殿の中で全員でおしくらまんじゅうのように揉み合います。最後に左義長周辺に戻り、神前に供えた「若水」を花婿に注ぎ祝福し、手打ちで終了となります。当日は神社前の道路が歩行者天国となり、見学無料です。






