特に注目の伝統祭り・奇祭
東北地方の9月に開催される伝統祭りの中でも、特に歴史的価値が高く、規模の大きな祭りを3つご紹介します。
🎭 角館祭りのやま行事（秋田県仙北市）
🎭 山入歌舞伎（福島県金山町）
🎭 会津まつり（福島県会津若松市）
9月開催の注目イベント
青森県の伝統祭り・奇祭
🎭 津軽・南部地区の伝統行事
東北町の「日の本中央まつり」では、3日間にわたり神楽囃子の合同運行やたいまつ火祭り、花火大会が開催されます。五戸町の「五戸まつり」は地域最大の山車まつりで、9台の壮麗な山車が「坂の町五戸」ならではの坂を駆け上がる姿は圧巻です。
五所川原市では、津軽三味線の始祖・仁太坊にちなんだ「三弦バトル2025」が開催され、全国大会上位入賞者による迫力ある演奏が楽しめます。南部町の「名川秋まつり」では諏訪神社の神楽や権現舞など、郷土色豊かな芸能が披露されます。
岩手県の伝統祭り・奇祭
🎭 盛岡・花巻地区の伝統行事
紫波町の「志賀理和氣神社例大祭（日詰まつり）」は、寛政年間に京都で造られた総ひのきの御輿の渡御と4台の山車が見どころ。地域の歴史と文化を感じられる伝統的な祭りです。
🎭 三陸・県北地区の伝統行事
軽米町最大のイベント「軽米秋まつり」では、町指定重要文化財の木造猿田彦命立像を先頭に6台の山車が練り歩きます。大槌町の「大槌祭り」は神輿が川を渡る「川渡御」が見どころで、鹿子踊、虎舞など大槌ならではの郷土芸能も楽しめます。
大槌町では6月から9月にかけて「三陸大槌町郷土芸能かがり火の舞」も開催され、小鎚神社で神楽や鹿子踊、虎舞などが披露されます。
秋田県の伝統祭り・奇祭
🎭 仙北・県南地区の伝統行事
仙北市の「角館祭りのやま行事」は、約400年の歴史を持つ国指定重要無形民俗文化財でユネスコ無形文化遺産。豪華絢爛な曳山が町を練り歩き、「やまぶっつけ」と呼ばれる迫力ある衝突も見どころです。由利本荘市の「矢島八朔まつり」は、稲を司る倉稲魂に豊穣を願う地域最大の祭りです。
🎭 県北・中央地区の伝統行事
藤里町の「浅間神社祭典・藤琴豊作踊り」は、約400年前の関ケ原の戦い後に始まった伝統的な踊り。大館市の「大館神明社例祭余興奉納行事」では、京都祇園囃子の流れをくむ「大館囃子」を演奏する曳き山車が市内を巡行します。
北秋田市の「たかのす太鼓まつり」では、鎌倉時代から続く世界一の大太鼓「綴子大太鼓」4台が一緒に演奏する姿を見られるのはこの日限り。鹿角市では「花輪ばやし」の実演披露が道の駅で楽しめます。
羽後町では、土方巽にちなんだ「鎌鼬の里芸術祭」が開催され、民俗芸能、舞踏、ジャズライブなど多彩な演目が楽しめます。
山形県の伝統祭り・奇祭
🎭 庄内・村山地区の行事
酒田市の「酒田の花火2025」は伝統的な花火大会として約10,000発が打ち上げられます。高畠町では「岩壁音楽祭 THE FINAL」が採石場跡地の独特なロケーションで開催されます。
福島県の伝統祭り・奇祭
🎭 会津地方の伝統行事
金山町の「山入歌舞伎」は、約250年前の江戸時代に始まった伝統的な農村歌舞伎。一度は途絶えたものの、平成2年に地域住民により復活し、毎年9月5日の祭礼日に上演される貴重な地芝居です。
会津若松市の「会津まつり」は、提灯行列、会津磐梯山踊り、会津藩公行列など、会津の歴史と文化を体感できる3日間の祭典。会津坂下町の「諏訪神社例大祭 坂下秋まつり」では、15の自治会が造り上げた仮装山車が町を彩ります。
🔥 【特別掲載】タバンカ祭（茨城県下妻市）
※タバンカ祭は関東地方の祭りですが、全国でも珍しい火の粉を浴びる奇祭として特別に掲載しています。