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青海の竹のからかい
2026年01月15日
新潟県 糸魚川市
江戸時代から続いていると言われる「青海の竹のからかい」は、新潟県糸魚川市大字青海に伝わる全国的にも珍しい小正月行事で、市内に4つある国指定重要無形民俗文化財の一つです。この行事は小正月行事のさいの神と一連のもので、豊年・豊漁を祈願する伝統的なイベントです。見どころは、2本の青竹を組み合わせ、東西に分かれた若い衆が顔に隈取り(くまどり)を施して激しく引き合う姿です。参加者は力強く竹を引っ張り合い、竹が引かれたり、折れたり、割れたりした方が負けとなり、勝った側は豊作・豊漁になると信じられています。このダイナミックな勝負は、観客を熱狂させ、地元の風土と歴史が息づく迫力ある光景を生み出します。青海竹のからかい保存会が主催し、えちごトキめき鉄道青海駅周辺で開催され、アクセスも良好です。午後から始まる竹のからかいは、伝統の継承者たちの熱意あふれるパフォーマンスが魅力で、冬の寒さの中で繰り広げられる神事は訪れる者を魅了します。
祭り
はだか胴上げまつり
2026年01月17日
新潟県 糸魚川市
新潟県糸魚川市藤崎観音堂で毎年1月17日に開催される小正月行事です。江戸時代から続く伝統的な祭りで、市指定無形民俗文化財にもなっています。祭りでは、身を清め六尺ふんどしを締めた裸の若衆が、その年の厄年の人をつかまえて「サッシャゲ、サッシャゲ」というかけ声とともに堂内を歩き、天井に向かって放り上げます。天井板を破るほどの勢いで行われることもあり、会場は熱気と歓声で包まれます。裸の若衆と厄年の人との力強い掛け合い、観音堂の独特な雰囲気、地域住民の一体感が見どころです。祭りは夜19時30分頃から始まり、地域の伝統と活力を感じられる貴重な機会です。
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