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チャッキラコ

チャッキラコ

祭り
開催期間
2026年01月15日(木)
開催地
神奈川県 三浦市 / 相州三浦総鎮守 海南神社
詳細
チャッキラコは、毎年1月15日の小正月に三浦市三崎の仲崎・花暮地区や海南神社で行われる豊漁・豊作や商売繁盛などを祈願する踊りで、女性だけで行われてきた民俗芸能の一つです。その起源は江戸時代まで遡り、『三崎志』(宝暦6年(1756)刊行)の年中行事の項に「〇初瀬踊 一名日ヤリ 十五日女児集リ踊ル」とあることから約250年前から伝承されてきたことが伺えます。踊りには2つの伝説が伝えられており、海南神社の祭神藤原資盈の奥方盈渡姫が庶民の娘に教えたという説や、源頼朝が三崎来遊の際に磯取りしていた親子に舞を所望し、母親が唄い、娘が舞ったという説があります。現在でも、下を向き、真顔で踊っていますが、これは当時庶民が殿様の前で踊るときに、顔をあげて笑顔で踊ることができなかったことに由来すると言われています。チャッキラコは、大人の女性10人程が唄い、5歳程~12歳までの少女20人程が踊ります。少女は赤色の晴れ着、大人の女性は黒色の着物に羽織姿で、舞扇とチャッキラコ(綾竹)を演目に応じて使い分けます。楽器類は伴わず、素唄と囃し言葉だけの素朴な唄と踊りです。踊りには、「ハツイセ」、「チャッキラコ」、「二本踊り」、「よささ節」、「鎌倉節」、「お伊勢参り」の6種類があります。当日は、午前10時頃本宮の祠前で踊りを奉納し、午前10時30分頃には海南神社境内の社殿前で踊りを奉納します。午後からは仲崎竜神様と花暮竜宮様の祠前で踊りを奉納し、旧家や老舗商店等を祝福して回ります。現在、「ちゃっきらこ保存会」により継承され、三浦の伝統文化として少女達が受け継いでいます。