アマハゲ(鳥崎)
文化
- 開催期間
- 2026年01月06日(火)
- 開催地
- 山形県 遊佐町 / 鳥崎
- 詳細
- 遊佐町吹浦地区鳥崎集落に伝わる伝統的な小正月行事で、毎年1月6日に開催されるアマハゲは、秋田県男鹿のなまはげと起源を共有する民俗文化です。参加者は「ケンダン」と呼ばれる藁を何重にも重ねた独特の蓑を身にまとい、鬼や翁の仮面を着用し、小道具を用いて各家庭を巡回します。怠惰な子供を戒め、お年寄りの長寿を祈願する神聖な神事として行われ、衣装の体裁、仮面、小道具は集落ごとに微妙に異なります。この行事は遊佐の小正月行事の一部として1999年に国の重要無形民俗文化財に指定され、2018年には「来訪神:仮面・仮装の神々」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。遊佐町北端の海岸地域で育まれた独自の風習は、来訪神が人々の心身を清め、新年を祝福する姿が圧巻の見どころです。18時頃から集落内を巡行し、家庭の屋内は非公開ながら巡行の厳かな雰囲気を体感できます。神様としてのアマハゲがもたらす畏怖と祈りの光景は、現代に息づく貴重な文化遺産です。