百手祭
祭り
- 開催期間
- 2026年01月20日(火)
- 開催地
- 広島県 廿日市市 / 大元神社
- 詳細
- 百手祭は、文字通り百手（1手2本）200本の弓矢を射る御弓始の儀式に由来する、広島県廿日市市で開催される伝統的な行事です。現在の儀式では、的の裏面に「甲・乙・ム」の3文字を組み合わせた「鬼」に似せた文字が書かれており、これは「年の始めから争いごとはしない」という含みを持っています。大元神社内で祝詞奏上と神饌献納の後、神職が「天」「地」「左」「右」といった型に沿って矢を射る神事が行われます。的までの距離は約14メートルです。鬼射の後には玉串奉奠があり、参列者は御幣をいただきます。祭典の後には直会が行われ、その際に提供される「餝飯（ほうはん）」は戦国時代の野戦食とも言われ、素朴ながらも厳格に定められた具材の切り方や大きさで作られる伝統料理です。この祭りは、嚴島神社の御弓始と大元神社の百手が一緒になったもので、的射の行事を通して新年の無病息災や五穀豊穣を祈願します。
