11月16日(日)、岐阜県可児市で開催された「山城に行こう!2025」に参加してきました。
正直に言うと、山城についてはほとんど知識がありませんでした。「山にあるお城?」くらいの認識で、どちらかというと「どんなイベントなんだろう」という好奇心での参加です。
結果として、知らないことをたくさん知ることができた充実した1日になりました。
山城に行こう!2025とは
「山城に行こう」は、岐阜県可児市を中心に開催される山城をテーマにしたイベントです。メイン会場の広見地区センターでは、トークショーや各地の山城ブース出展、グルメ出店などが行われ、現地会場として美濃金山城跡、久々利城跡、今城跡の3つの山城跡でもワークショップや城攻め企画が実施されます。
今回私はメイン会場のみの参加でしたが、それでも十分に楽しめる内容でした。
会場の熱気に驚いた
一番驚いたのは、トークショーの人気ぶりです。
城郭の専門家やタレントが登壇するトークショーには、椅子が埋まるほどの見学者が集まっていました。正直、山城にこれほど熱心なファンがいるとは思っていなかったので、その熱量にびっくりしました。
トークの内容は、初心者の自分にとってはなかなか難しい部分も多く、専門的な話についていけない場面もありました。でも、周りの参加者はみんな真剣に聞き入っていて、「わかる、わかる」といった様子。山城ファンの奥深い世界を垣間見た気がします。
各地の山城をアピールするブース
会場には、さまざまな山城をアピールするブースが出展していました。それぞれの山城の特徴や見どころを紹介していて、回っているだけで「ここに行ってみたいな」と思う場所がいくつも見つかりました。
特に印象に残ったのは勝山城のブースです。
この城はもともと「猿啄城(さるばみじょう)」と呼ばれていたそうです。しかし、この名前は「信長に攻め落とされた城」というイメージが強い。そこで、信長がこの城を獲って「勝った」というポジティブなイメージで「勝山城」としてブランディングしていこう、という話を聞きました。
歴史の捉え方一つで、こんなにも印象が変わるのかと、とても面白く感じました。
また、今回のイベントで初めて知ったのですが、可児市周辺には本当にたくさんの山城があるんですね。今という場所にも城があったり、久々利にも山城があったり、御嵩にもあったり。御嵩の山城は散策が気持ちいいという話も聞いて、興味が湧きました。
このエリアにこれほど山城が集中しているとは全く知らなかったので、良い勉強になりました。
グルメも楽しめる
イベント会場ではグルメも充実していました。
私は五平餅とフランクフルトをいただきましたが、どちらも美味しかったです。歩き回って小腹が空いたところに、ちょうどいいボリューム感。戦国時代の城攻めの合間に食べる兵糧のような気分で(?)楽しみました。
2016年から続くイベントの歴史
会場には、過去の「山城に行こう」のポスターが展示されていました。
2016年から昨年までのポスターが並んでいて、このイベントの長い歴史を感じました。毎年続けて開催されているからこそ、これだけの熱心なファンが集まるイベントに成長したのでしょう。
来年参加する方へのアドバイス
来年の参加を考えている方へ、いくつかアドバイスを。
事前に各山城のイベント内容をチェックしておく
今回私はメイン会場のみの参加でしたが、美濃金山城跡、久々利城跡、今城跡の現地会場でも、それぞれ面白そうなイベントが開催されていたようです。事前にプログラムを確認して、興味のある山城を選んでおくと、より充実した体験ができると思います。
グルメ情報も事前リサーチを
会場では様々な地元の飲食店が出店しています。何があるか事前に調べておくと、お目当てのグルメを逃さずに済むかもしれません。
まとめ
山城について何も知らない状態で参加しましたが、本当に多くのことを知ることができました。
可児市周辺や美濃・尾張にこれほど山城があること。それぞれの山城に歴史や物語があること。そして、山城を愛する人たちの熱量がすごいこと。
「山城って面白い!」と断言できるほどの知識はまだありませんが、「もっと知りたい」「実際に歩いてみたい」という興味は確実に芽生えました。
来年は、実際に山城跡を歩いてみたいと思います。まずは御嵩あたりから始めてみようかな。
山城初心者の方も、ぜひ「山城に行こう」に参加してみてください。きっと新しい発見があるはずです。


