11月30日(日)、岐阜県可児市で開催された「Meetsフェス2025」に行ってきました。
このイベントを知ったきっかけは、以前参加した「テラセタエンニチ」の主催者の方からの紹介でした。「Meets」という可児市のNPO法人が、地域での活動をつなげる活動をしていて、その団体が主催する大きなイベントがあるとのこと。どんなことをやっているんだろうという興味と、「木曽川トリベール」という団体の活動が個人的に気になっていたこともあり、足を運んでみることにしました。
Meetsフェスとは
Meetsフェスは、可児市NPO協会が主催する地域交流イベントです。「地域をもっと素敵にしたい」「だれかの困ったをサポートしたい」という想いを持った人たちが一堂に集まるフェスで、市民団体ブース、企業による販売や体験、マルシェ、お仕事体験、スタンプラリー、館内ラジオ局、キッチンカーなど、遊ぶ・食べる・学ぶ・体験するがギュッと詰まった一日を過ごせます。
入場無料で、可児市福祉センターを会場に10時から15時まで開催されました。
会場に到着して
駐車場に着いてまず驚いたのは、車の多さです。これだけたくさんの人が来るんだなと実感しました。
会場に入ると、エントランスにはすぐDJブースがあり、音楽が流れて賑やかな雰囲気。そのままホールに進むと、所狭しと並ぶブースの数々と、それぞれのブースに集まるお客さんたちの姿が目に飛び込んできました。あちこちで会話が弾んでいて、地域のイベントならではの温かい空気感が漂っていました。
一番の見どころ - 木曽川トリベールの竹明かりアート
今回一番のお目当てだった「木曽川トリベール」の竹明かりアート。倉庫の中で展示されていて、暗い空間の中で竹の明かりがほんわりと光り、和傘と組み合わさった幻想的な雰囲気でした。
展示を見ながらスタッフの方に作り方を教えてもらったのですが、これがまた興味深い。パソコンを使って模様をデザインし、それを厚紙に印刷して竹に巻き付ける。その巻き付けた模様の部分を機械でくり抜くと、あの美しいアートが完成するとのこと。
比較的年配の方々のグループが制作されているそうですが、デジタルと手仕事を組み合わせた制作方法に「すごいな」と素直に感心しました。
グルメを楽しむ
お昼ご飯がてらの訪問だったので、まずは腹ごしらえ。
「おにぎり家あさちゃん」でおにぎりを買い、みたらしもいただきました。可児市赤十字奉仕団がブースを出していて、そこでおしるこやホットレモネードをいただけたのも嬉しかったです。11月末の少し肌寒い日だったので、温かい飲み物がありがたかったですね。
帰り際には「kitchenSAKU」の牛すじ玉丼を購入。元おでん居酒屋の店主が作る、出汁がじゅわっと染み込んだ牛すじとおでんが絶品でした。
お土産には「カニミライブ」の「かにたろうクッキー」を購入。これは以前「山城に行こう」のイベントで見つけて買って美味しかったので、また出店していたのを見てリピート購入です。サステナブルなお菓子として、可児市発のブランドとして展開しているそうです。
地域のつながりを感じる
会場を回っていると、よく知ったお店や顔見知りの人に出会うことも。そういった意味でも「地域」を実感できるイベントでした。
本当に様々な市民団体がブースを出していて、「こんな活動をしているところがあるんだ」という発見がたくさんありました。新日本婦人の会、岐阜県園芸福祉協会、バイシクルガーディアンズ、ごちゃまぜアートの会など、活動内容も多岐にわたります。
普段は知る機会のない地域の団体の活動を一度に知ることができるのは、このイベントならではの魅力だと思います。
子ども向けコンテンツも充実
周りを見渡すと、お子さん連れの家族がたくさん。子ども向けのブースも充実していて、ファミリーで楽しめるイベントになっていました。
特に「こどもお仕事体験」は事前予約制で、ネイリスト、わたがし屋さん、電気屋さん、新聞づくり、お掃除屋さん、バリスタカフェ店員など、様々なお仕事を体験できる企画。体験後にはお給料をもらって、お金の仕組みを学べる「お金の流れ体験コーナー」もあるという本格的な内容です。
来年参加する方へのアドバイス
来年も開催されるなら、ぜひまた参加したいと思います。これから参加を検討している方へいくつかアドバイスを。
お子さん連れの方は事前申し込みを
「こどもお仕事体験」は事前予約制(抽選)です。小学4年生以上が対象で、例年11月上旬に申し込み期間があるようなので、お子さんがいる方はチェックしておくといいでしょう。
滞在時間は1〜2時間程度で十分楽しめる
私は1時間ちょっとの滞在でしたが、ブースを回ってグルメを楽しんで、程よく満喫できました。混雑もそこまでひどくなく、ストレスなく回れたのも良かったです。
駐車場は早めに
人気のイベントなので駐車場は混み合います。早めの来場をおすすめします。
まとめ
Meetsフェスは、地域で活動する人たちの「想い」が集まったイベントでした。
派手な演出や有名人のゲストがあるわけではありませんが、地域の人たちが作り上げる温かい雰囲気がある。知らなかった団体の活動を知り、地元のグルメを味わい、竹明かりアートのような素敵な作品に出会える。
「出会い、つながりから広がる世界は無限」というイベントのメッセージ通り、新しい発見がたくさんあった一日でした。
地域のイベントに興味がある方は、来年のMeetsフェスにぜひ足を運んでみてください。


