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【近畿】おすすめの伝統祭り・奇祭10選!歴史と文化を体感しよう

近畿地方で9月に開催される伝統祭りと奇祭を特集。滋賀の古知古知角力、京都の勅祭石清水祭、大阪の岸和田だんじり祭、三重のわらじ祭り、兵庫の水かけ祭など、歴史と伝統が息づく個性豊かな祭りをご紹介します。

IBECO編集部

特に注目の伝統祭り・奇祭

近畿地方の9月に開催される伝統祭りの中でも、特に歴史的価値が高く、独特な特色を持つ3つの祭りをご紹介します。

🎭 古例祭 古知古知角力(滋賀県多賀町)

👑 勅祭 石清水祭(京都府八幡市)

💦 事代主神社水かけ祭(兵庫県淡路市)

9月開催の注目イベント

滋賀県の伝統祭り・奇祭

🎭 古知古知角力(こちこちずもう)

多賀大社で重陽の節句に行われる「古知古知角力」は、伊吹山の八岐大蛇退治の古事を偲ぶ神事相撲です。多賀の里と寿命ヶ石という2人の力士が3番勝負を行い、その年の農作物の吉凶を占います。氏子から選ばれた青年が力士を務めるこの神聖な相撲は、古代から続く豊年満作への祈りが込められています。

🏮 燈明祭

草津市の伊砂砂神社で開催される燈明祭は、提灯の明かりが幻想的な雰囲気を作り出す伝統行事です。夜の境内を照らす灯りは、地域の人々の祈りと願いを象徴しています。

京都府の伝統祭り

👑 勅祭 石清水祭

石清水八幡宮で行われる勅祭石清水祭は、1160年の歴史を持つ由緒ある祭典です。天皇陛下の勅使が参向し、国家の安泰と国民の安寧を祈念します。早朝3時から始まる「神幸の儀」、「奉幣の儀」、生きとし生けるものの平安を願う「放生行事」、そして夕刻の「還幸の儀」まで、一日を通じて厳粛な祭礼が執り行われます。

大阪府の伝統祭り

🎌 岸和田だんじり祭

300年以上の歴史を誇る岸和田だんじり祭は、江戸時代中期に岸和田藩主が五穀豊穣を祈願して始めた祭りです。日中は繊細かつ豪快な曳行が行われ、特に「やりまわし」と呼ばれる曲がり角での方向転換は迫力満点。夜には提灯で飾られた華麗なだんじりが城下町を練り歩きます。

⛩️ 誉田八幡宮秋季大祭

羽曳野市の誉田八幡宮で行われる秋季大祭では、神輿が応神天皇陵に渡御する「お渡り」の神事が夜8時から執り行われます。だんじり祭りも同時期に開催され、地域全体が祭り一色に染まります。

三重県の伝統祭り・奇祭

👣 わらじ祭り

志摩市で開催されるわらじ祭りは、ダンダラボッチ伝説に深く関わる奇祭です。1971年に三重県の無形民俗文化財に指定されたこの祭りでは、祭りの前々日に作られた巨大なわらじを地域の若者たちが担ぎ、海に入って沖へと曳いていきます。自然との共生の知恵を示すこの祭りは、海の恵みへの感謝と豊漁を願う地域の人々の祈りが込められています。

兵庫県の伝統祭り・奇祭

💦 事代主神社水かけ祭(けんかまつり)

淡路島で明治初期から続く水かけ祭は、豊漁祈願の奇祭として知られています。御輿が道端から勢いよく浴びせられる水をくぐり抜け、最後には海へ飛び込むという勇壮な祭りです。かつては若い衆の喧嘩が絶えなかったことから「けんかまつり」とも呼ばれ、神輿の胴巻きは安産のお守りとして信仰を集めています。

🕯️ たかさご万灯祭

高砂市の歴史的景観形成地区で開催される万灯祭は、6kmにわたって灯されるキャンドルが幻想的な世界を作り出します。日本の伝統的な灯りと音楽が織りなす幽玄な夜は、訪れる人々を魅了します。

和歌山県の伝統祭り

🔥 光三宝荒神献灯祭

日本三大荒神の一つとされる光三宝荒神で行われる献灯祭では、約2万本のろうそくと灯籠に火がともされます。無病息災と諸願成就を願い、境内全体が荘厳な光に包まれる様子は圧巻です。

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