秋葉神社「今尾の左義長」
祭り
- 開催期間
- 2026年02月08日(日)
- 開催地
- 岐阜県 海津市 / 今尾秋葉神社(今尾神社境外社/御旅所)
- 詳細
- 「今尾の左義長」は、岐阜県海津市平田町今尾の秋葉神社で毎年2月第2日曜日に開催される、無病息災・豊穣を祈る火伏せの祭りです。「どんど」とも呼ばれ、旧年の神札や新年用の門松、しめ縄などを焼き、火の神を迎え、大地を暖めて万物の成育を祈る正月神事です。青竹を枝や葉のついたまま鼓型にし、各氏子組ごとに作り上げ、当日は化粧をした若衆連によって秋葉神社に竹神輿がかつぎ込まれます。例年、正午に最初の竹神輿に御神火が放たれ、燃え残りの青竹は火難・雷除けのお守り、残り火で焼いた餅は病魔除けになると言い伝えられています。城下町今尾に今なお400年あまりの伝統が受け継がれており、岐阜県の重要無形民俗文化財に指定されています。祭りは早朝に今尾神社で左義長火祭り奉告の式典が執行され、続いて秋葉神社へ移り鎮火の神事をします。午後1時頃、宮元の左義長みこしが境内に担ぎ込まれ、宮司の手によって神前の燈明からもらい火をし、年番総代のもつ藁に移されます。待ち構えた若衆連は、手に手に藁で火を受け、左義長みこしに火を移します。爆竹のこだまするなかで、火の粉を浴びつつ若衆連がかけまわる様子は圧巻です。左義長みこしが7分どおり燃えたところで、その年の恵方の方へ倒し、その倒れかたでその年の吉凶を占います。このように順次13町内のみこしがくりこまれます。

