
徳山神社の元服式
文化
- 開催期間
- 2026年01月12日(月)
- 開催地
- 岐阜県 本巣市 / 徳山神社
- 詳細
- 徳山神社の元服式は、本巣市指定の無形民俗文化財に指定された伝統行事で、毎年成人の日に行われています。昭和六十二年一月二日に行われたのを最後に中断していたが、平成元年に古来よりの伝統文化を消滅させるのを惜しんで復活し、現在まで続けられています。元服式は少年期から青年期へ移行し、大人の社会に入る儀式で、原始社会以来さまざまな形で実施されてきました。奈良時代には大陸の風習として冠をかぶせる元服(冠礼)が始まり、江戸時代まで武家で必須の行事でした。現在は一般社会で成人式が行われる中、この伝統は皇室に受け継がれています。女子の場合は髪上げの儀式や初笄、鎌倉時代以降は袖留(わきふさぎ)による腋開の儀式が元服式でした。徳山神社は、旧徳山村の八つの集落(徳山本郷、下開田、上開田、山手、櫨原、塚、戸入、門入)の神社を移転合祀したものです。現在は対象を十五歳の男子から中学3年生の男女に拡大し、徳山村にゆかりのある若者たちが参加します。2026年1月12日(月・祝)に開催され、午前10時から元服式、午前9時から左義長が行われます。この行事は地域の歴史と文化を体現し、成人を迎える若者たちの門出を祝う貴重な機会です。[1][4]
