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表装 ―肉筆浮世絵を彩る

文化終了済み
開催期間
2026年03月06日(金) - 2026年03月29日(日)
開催地
東京都 渋谷区 / 太田記念美術館
詳細
太田記念美術館で開催される「表装 ―肉筆浮世絵を彩る」展は、浮世絵の保存・鑑賞に不可欠な「表装」に焦点を当てたユニークな展覧会です。絵画や書の「脇役」として見過ごされがちな表装の知られざる美に光を当て、肉筆浮世絵の魅力をより深く味わうことを目指します。監修には表装文化の研究者である濱村繭衣子氏を迎え、美術館が所蔵する600点以上の肉筆浮世絵コレクションから、特に優れた表装を施された約40点が厳選されます。表装の色や模様が絵の印象を大きく左右することに着目し、勝川春章の「花魁図」では着物の孔雀の羽根模様と表装の意匠が呼応し、古山師重の「隅田川両国橋之景」では描かれた情景にふさわしい水鳥が配されるなど、絵と表装の密接な関係性を紐解きます。さらに、喜多川歌麿の「美人読玉章図」に用いられる可憐な更紗や、勝川春章の「桜下詠歌の図」に見られる美麗な能装束、宮川一笑の「吉原正月の景」の鮮やかなきものなど、江戸時代の豊かな服飾文化を背景にした多彩な裂地が活かされた表装も紹介されます。また、役者にちなんだ意匠を凝らした表装は、ファンの心をくすぐるでしょう。春章、歌麿、北斎といった巨匠の名品も展示され、表装の鑑賞ポイントを合わせて見ることで、肉筆浮世絵の新たな魅力を発見できる機会となるでしょう。