巨匠ハインツ・ヴェルナーの描いた物語(メルヘン) 現代マイセンの磁器芸術
文化
- 開催期間
- 2025年11月22日(土) - 2026年01月18日(日)
- 開催地
- 福島県 郡山市 / 郡山市立美術館
- 詳細
- 18世紀初頭、ヨーロッパで初めて硬質磁器が誕生したマイセン窯。中国や日本の磁器を模倣することから始まった意匠は、次第に西洋風のアレンジが施され、華やかなマイセン磁器へと発展しました。マイセン磁器製作所には養成学校が付属し、高い技術を持つ職人が伝統を守り継いできました。戦後の東ドイツにおいてもマイセン磁器は重要な産業であり続け、その支えとなった一人にハインツ・ヴェルナー(1928-2019)がいます。マイセン近郊に生まれ、養成学校を経てマイセン磁器製作所に入り、生涯にわたりマイセンの仕事に携わったヴェルナー。彼の描き出す装飾は、マイセンの伝統を継承しつつ、アトリエ周辺の美しい自然やメルヘン的な物語世界を着想源として、常に新しい展開を見せました。本展では、マイセンの新しい時代を築いた絵付師の巨匠、ハインツ・ヴェルナーの世界に焦点を当て、愛にあふれる現代マイセンの麗しき磁器芸術を紹介します。

