アプリでもっと便利に!
Download on the App StoreGet it on Google Play
三吉梵天祭

三吉梵天祭

祭り
開催期間
2026年01月17日(土)
開催地
秋田県 秋田市 / 太平山三吉神社総本宮
詳細
三吉梵天祭は、江戸時代頃に始まったとされる秋田県固有の特殊神事です。梵天(ぼんでん)と呼ばれる依代(よりしろ)を神社に奉納する祭りで、五穀豊穣、家内安全、産業発展などを祈願します。現在では商売繁昌、安全祈願の法人・団体の梵天や、子供の健やかな成長を祈る子供会・スポ少の子供梵天など、様々な団体・グループが参加しています。当社の梵天祭は、「力の神」三吉霊神にあやかろうと威勢よく先陣を競い、境内を激しくもみあいながら奉納する勇壮さが大きな特徴であり、「けんか梵天」とも呼ばれています。奉納される梵天数(毎年約80本)も県内随一で、拝観者も一体となって賑わう秋田の冬の風物詩です。祭りの内容は、古くからの村(町内)梵天は、成人となる若者が発起人となり、思い思いの梵天を前年の内に製作します。完成後、入魂の儀式を行い、祭り当日は地元を一巡した後、神社を目指します。ほら貝を轟かし、梵天唄を響き渡らせながら神社に近づくにつれて、各団体が揃い大きな押し合いの渦となっていきます。神社境内で先陣争いは最高潮に達し、自分たちの梵天を無事奉納し、他団体の梵天を妨害する奉納者、また梵天に付いた三角守を取ろうと手を伸ばす拝観者が一体となり、祭りは佳境を迎えます。奉納された梵天は、奥宮が鎮座する霊峰太平山を仰ぐ神社境内東側に奉奠されます。祭りに謡われる「三吉節」(梵天唄)は、古くから当社に伝わる秋田民謡です。