奥州水沢くくり雛まつり
文化
- 開催期間
- 2026年02月27日(金) - 2026年03月03日(火)
- 開催地
- 岩手県 奥州市 / 奥州市武家住宅資料館(旧内田家住宅)
- 詳細
- 水沢に春を告げる伝統のくくり雛まつりが開催されます。水沢地方独特の呼び名を持つ「くくり雛」は、「押し絵」の技法で作られた雛人形です。厚紙の部品の上に綿をのせ、布で包み組み合わせて押し絵に仕上げる技法で、綿を布で包むことを「くくる」と言うことからこの名がつきました。くくり雛の起源は江戸時代中期にさかのぼり、明治時代から大正時代にかけて盛んに作られました。内裏雛や三人官女、五人囃子のほか、歌舞伎やおとぎ話などを題材にしたものまで、多様な作品が展示されます。くくり雛作り体験コーナーも設けられ、実際にその技法に触れることができます。また、同時期には「第32回城下町水沢のひな人形展」も開催され、奥州市武家住宅資料館では1月28日から3月8日まで展示が行われます。くくり雛は、竹などの串が背面につけられ、木製の台に挿してひな壇に飾られます。このまつりでは、水沢地方に伝わる優美なくくり雛の展示・公開を通じて、その伝統文化に触れることができます。

