老松神社 追儺祭（鬼すべ・うそ替え）
祭り
- 開催期間
- 2026年01月07日(水)
- 開催地
- 福岡県 糸島市 / 老松神社（前原）
- 詳細
- 老松神社 追儺祭（鬼すべ・うそ替え）は、疫病を追い払うために中国の陰陽道の行事を取り入れたと伝えられる、糸島市に伝わる新春の伝統行事です。毎年1月7日に行われ、お年寄りから子供まで鬼に扮した氏子たちが、朱塗りのお面をかぶった大鬼を先頭に町内を練り歩きます。鬼たちは町内の罪やけがれ、そして「うそ」を背負い、およそ2km離れた泉川までお潮井取りに向かいます。夕方からは鬼すべ神事が行われ、お潮井取りから戻った大鬼が神社本殿に上がろうとするのを、当番町の長老が豆をぶつけて鬼すべ堂に追い込みます。鬼すべ堂に入った大鬼は、小鬼たちが松の枝を燃やした煙でいぶり出され、罪やけがれが追い払われます。また、同時に行われる「うそ替え行事」では、「うそ」が販売されるほか、楽しい福引きも開催され、年の初めの幸運を掴もうと多くの人々が訪れます。この行事は、商売繁盛、学業成就、五穀豊穣、家内安全の祈願が込められており、平安時代から続く「鷽替え」神事も行われます。鷽は春先に飛来する鳥で、木彫りの「木鷽」は、新春にあたってその年の幸運を占う意味や、一年中の嘘を真に替えることで不幸を免れると伝えられています。
