
井手浦の尻振り祭(八日座祭)
祭り
- 開催期間
- 2026年01月08日(木)
- 開催地
- 福岡県 北九州市 / 井手浦公民館
- 詳細
- 福岡県北九州市小倉南区大字井手浦で開催される「井手浦の尻振り祭(八日座祭)」は、1600年代に始まったと伝えられる伝統的な祭りです。その昔、出雲の国で八岐大蛇が退治された際、尻尾が平尾台の麓の井手浦まで飛んできて、その年は10数年ぶりの大豊作になったという伝説に由来しています。祭りは毎年1月8日に行われ、春の農作業を始める時期に豊作を祈願します。ワラで作られた4メートルを超える大蛇が二本の松の木に掲げられ、その大蛇の前で宮司と保存会の人々が、弓矢や弊をお尻に当て、海・山・川の掛け声に合わせて左右に大きく振ります。お尻を大きく振るほど大豊作になると言われており、「もっと振れ、もっと振れ!」という賑やかな声が響きます。その後、宮司が大蛇を三本の矢で射止め、太刀で斬るしぐさをして大蛇退治の儀式が締めくくられます。現在は「井手浦尻振り祭保存会」がこの伝統行事を引き継いでいます。

