
生誕151年からの鹿子木孟郎 ―不倒の油画道
文化
- 開催期間
- 2026年05月22日(金) - 2026年07月05日(日)
- 開催地
- 岡山県 岡山市 / 岡山県立美術館
- 詳細
- 写実主義を貫いた洋画家・鹿子木孟郎(1874-1941)の画業をたどる回顧展です。岡山に生まれ、松原三五郎・小山正太郎に学び、三度の渡仏で歴史画家J・P・ローランスのもとアカデミックな絵画を修得しました。自然や人間を根源的に見つめる姿勢は、対象の背後にある意味を捉えようとする志向へと深まり、後年の象徴主義的主題へと展開します。本展は、写実絵画をもういちど、近代の日本洋画に本格的な「写実」表現をもたらした鹿子木孟郎の足跡をたどります。約四半世紀ぶりの大規模回顧展として、10代の初期作品からローランスに学んだ渡欧作、帰国後の文展や太平洋画会、関西美術院や家塾での活動を紹介しつつ、日本洋画における写実の展開と継承について検証します。鹿子木は「正確に物を観、それを再現すること」を最も大切にしており、長い時間をかけて対象と向き合い、それを正確に写し取る姿勢が通底しています。一方で、単に物のかたちを正確に捉えるだけではない、本質に迫る「写実」のあり方を示しています。印象派以前のリアリズムを根幹とする鹿子木の絵画表現は、日本近代洋画の主流となった黒田清輝たちの外光派の表現とは一線を画します。写実表現が見直される昨今の美術界において、鹿子木の作品は一周回って新鮮な驚きと絵画の豊かさに気が付かされます。本展では多数の不同舎時代の風景スケッチや渡欧期の裸体人物写生など、鹿子木における写実表現の形成と展開をご覧いただけます。また、パトロン・住友家との交流も紹介します。
今週末の岡山県ピックアップ
週末のおすすめイベント

はてなブックマーク


















