
吉兆神事(吉兆さんと番内さん)
祭り
- 開催期間
- 2026年01月03日(土)
- 開催地
- 島根県 出雲市 / 出雲大社
- 詳細
- 出雲市大社町に古くから伝わる伝統的な民間行事で、五穀豊穣や家内安全を祈願します。高さ約10メートル、幅約1メートルの大幟に「歳徳神」と大きく縫い取られた「吉兆さん」を中心に、笛や太鼓の賑やかな囃子とともに町内を練り歩きます。出雲大社本殿前では大社神謡を詠む様子が見られ、神聖な雰囲気が漂います。先導役の「番内さん」は42歳の厄男が務め、白や赤の大きな鬼のような面をかぶり神楽衣装を身に着け、ササラ状の青竹を持って家々の玄関先を回ります。地面を叩きながら竹を振りかざし、「悪魔祓い(アクマンバライ)」と大声をあげて厄払いを行い、訪れる家々に幸運を呼び込む迫力あるパフォーマンスが魅力です。この神事は地域住民の信仰と共同体意識を体現し、新年の幕開けを祝う風習として受け継がれています。観覧は出雲大社勢溜、本殿前、神楽殿前、出雲教神殿前などで無料で楽しめ、伝統の躍動感と神秘性を間近で体感できます。[1][2][3]