文殊堂 十日ゑびす
祭り
- 開催期間
- 2026年01月09日(金) - 2026年01月10日(土)
- 開催地
- 京都府 宮津市 / 智恩寺
- 詳細
- 日本三文殊のひとつ智恩寺で毎年1月9日から10日にかけて開催される「文殊堂 十日ゑびす」は、宮津のお正月の風物詩です。この祭りは江戸時代に始まり、弘法大師が自ら刻んだ大黒天の版木から刷ったお守りを授与したのが起源とされています。現在では、細かく折って棒状にした「福棒」を福娘が授与し、商売繁盛や学業成就を願う人々で賑わいます。10日の本ゑびすには、文殊菩薩の特別開帳が行われ、秘仏であるご本尊のお姿を拝むことができます。また、この日は文殊菩薩と大黒天に同時に祈願できる貴重な日です。境内では福笹や熊手などの縁起物が授与され、それぞれに生命力、商売繁盛、福や金運を集めるなどの意味が込められています。さらに、福棒の授与者には宝船や熊手などが当たる「吉祥宝くじ」のお楽しみもあります。祭りの期間中は、参道も華やかに彩られ、名物の「智恵の餅」や「福料理」が提供される食事処、多数の出店が並び、賑わいを見せます。11日にも縁起物を購入できるため、当日参加できなかった人も願いの縁起物を選ぶことができます。

