
にらくら祭り
祭り
- 開催期間
- 2025年12月31日(水) - 2026年01月02日(金)
- 開催地
- 三重県 尾鷲市 / 九鬼町
- 詳細
- 尾鷲市九鬼町で行われる伝統的な正月行事のにらくら祭りは、大晦日の午後から始まり、町の子どもたちが唄いながら各家を回り、「米か餅」と薪を2~3本ずつ供出してもらう。集められた薪は得伯父の一角にある石積みの囲い「にらくら」に高く積み上げられ、火をつけて燃やす。この燃え上がる炎にあたると、一年中風邪を引かないとされる風習がある。元旦には消し炭に海水を混ぜてこねた泥田(にらくら)に俵を投げつけ、諸病災厄を取り除くための黒い泥をかけ合う行事があるが、令和7年1月1日はこの泥かけ相撲は行われない。その他、神楽が複数回開催され、大晦日夜に神楽(19:00頃から)、1月1日の船上神楽(朝5:30頃出港、7:30頃入港後、家々を回る)、1月2日午前の神楽発表会(10:00または10:30より)、夜の神楽(18:30頃から町を回る)が予定されている。これらの神楽は地域の豊漁・豊作・安全を祈願するもので、尾鷲の古い風習が今も息づく魅力的なイベント。子どもたちの薪集めや大火の神秘的な光景、船上神楽の独特なパフォーマンスが見どころで、伝統文化を体感できる貴重な機会となっている。アクセスはJR九鬼駅から徒歩20分、駐車場なしのため公共交通機関や徒歩を推奨。

