関東地方の11月は、都心から日帰りで行ける距離に美しい紅葉スポットが点在し、各地で趣向を凝らした秋祭りが開催されます。渓谷の紅葉を愛でるイベントから、クラフトビールと紅葉のコラボレーション、伝統的なしし鍋を楽しむ祭りまで、関東ならではの多彩な3つの紅葉イベントをご紹介します。
埼玉県嵐山町の渓谷美を楽しむ
水面に映る紅葉の絶景「嵐山渓谷紅葉まつり」
埼玉県嵐山町で11月29日〜30日の2日間開催される「嵐山渓谷紅葉まつり」は、京都の嵐山になぞらえて名付けられた美しい渓谷で楽しむ秋の祭りです。
赤や黄、オレンジなど色とりどりの紅葉が水面に映る美しい景色は、まさに絶景。渓谷沿いを散策しながら、自然が織りなす色彩の芸術を堪能できます。イベント期間中は、ご当地グルメの販売ブースが立ち並び、埼玉の秋の味覚を楽しめます。
観光ボランティアガイドによる案内もあり、嵐山渓谷の見どころや紅葉スポットを詳しく知ることができます。また、各種ワークショップも開催され、紅葉狩りと合わせて手作り体験も楽しめるのが魅力です。
開催情報:
- 日時:11月29日(土)〜30日(日)9:00〜15:00
- 会場:嵐山渓谷バーベキュー場
- 開催条件:小雨決行、荒天中止
- アクセス:東武東上線「武蔵嵐山駅」からバス
- 駐車場:嵐山渓谷バーベキュー場駐車場あり
東京都奥多摩でクラフトビールと紅葉
自然の中で味わう個性豊かなビール「OKUTAMA BEER FEST 2025」
東京都奥多摩町で11月1日〜2日に開催される「OKUTAMA BEER FEST 2025」は、紅葉シーズンの奥多摩でクラフトビールを楽しむ特別なイベントです。
VERTERE敷地内で開催されるこのビールフェスティバルでは、国内の個性豊かなブルワリーが集結。紅葉に染まる奥多摩の自然を背景に、こだわりのクラフトビールを味わえる贅沢な時間を過ごせます。
入場料無料で、各ブースでの飲食を楽しむスタイル。紅葉の美しい景色を眺めながら、さまざまなブルワリーのビールを飲み比べできるのが醍醐味です。自然の空気とビールの組み合わせは、都会では味わえない特別な体験となるでしょう。
開催情報:
- 日時:11月1日(土)〜2日(日)11:00〜17:00
- 会場:VERTERE敷地内
- 入場:無料(飲食は各ブースで購入)
アクセス:
- JR青梅線「奥多摩駅」から徒歩20分
- 西東京バス「病院前」停留所から徒歩3分
- イベント期間中、奥多摩駅から会場までのシャトルバス運行予定
神奈川県西丹沢のしし鍋祭り
100台の大鍋で楽しむ伝統の味「第59回西丹沢もみじ祭り」
神奈川県山北町で11月15日に開催される「第59回西丹沢もみじ祭り」は、紅葉の名所・西丹沢で伝統的なしし鍋を楽しむ秋の風物詩です。
最大約100台の大鍋に猪肉と地元産の野菜をふんだんに使用したしし鍋は、このお祭りの目玉。約10名で1つの大鍋を囲む形式で、初対面の人との交流も楽しめる温かい雰囲気が魅力です。紅葉の風に誘われて、鍋を囲む秋の宴は格別の体験となります。
演芸大会、キッチンカーの出店、大抽選会など、しし鍋以外にも楽しみが満載。59回を数える伝統あるお祭りで、地域の秋の恵みと文化を存分に味わえます。
開催情報:
- 日時:11月15日(土)11:00〜14:00頃
- 会場:旧三保中学校グラウンド(鹿島山北高等学校)
- 定員:1,000名
- 会費:現地集合3,800円、新松田駅発5,200円、山北駅発4,500円
- 申込期間:9月11日〜10月26日(定員到達時点で終了)
注意事項:
- 事前申込制(飛び入り参加不可)
- 別火器の使用禁止
- ペット同伴不可
関東地方の秋は、都心から日帰りで行ける距離に多彩な紅葉イベントが揃っています。渓谷美を楽しむ「嵐山渓谷紅葉まつり」、クラフトビールと紅葉のコラボレーション「OKUTAMA BEER FEST」、伝統の味を楽しむ「西丹沢もみじ祭り」。それぞれに異なる魅力を持つこれらの祭りで、関東の秋の美しさと豊かな食文化を存分に体験してください。


